相撲はお祓い?


「はっけよいのこった、のこった!」
相撲の行司の掛け声です。

はっけよい=八卦よい
まあるい土俵の八方位(八卦)がよい
悪い方角はないよ。
ここは、神様が居られる場所だよ。

 

日本の国技「相撲」の起源は古事記です。
天照大御神の孫が
出雲の神様に国譲りを迫ったさいに
双方の代表の神様が相撲をとって、

 

出雲の神様が負けて、
諏訪に逃げた逸話が残っています。

 

相撲は神事であり、
横綱はお祓い師です。

横綱のまわしは、しめ縄です。
あれは、
歩く神社としての意味合いです。

 

東西に分かれた、
陰陽に分かれた横綱が相撲をとって
負けた横綱が穢れを一身に受けて
土俵の外に持ち出してお祓い完了です。

 

横綱は、そこにいるだけで、
神社があるように邪気を払い、
清らかな明日の活力を得る。
お祓いと活力増強を
同時に行っているのです。

 

関東大震災と東京大空襲の慰霊碑が
両国国技館にあります。
相撲協会はその時のお祓いを
相撲をして行ったからです。

 

国技としての相撲の見方が
少しかわりますね。