自律訓練法


自律訓練法は、1932年にドイツの
精神科医シュルツ(Schultz,J.H.)によって
創始された自己催眠法であり、
治療技法です。

ストレス緩和、心身症、神経症
などに効果があります。

参考文献
佐々木雄二『自律訓練法』(ごま書房

 

ベルリン大学教授であった、彼が
小児ぜんそく発作で苦しみ続け、
その治療法を研究して開発された方法が
自律訓練法です。

 

40~50年かけて研究し
催眠状態を自分の言葉の誘導で
リラックスした幸せな状態を用意する
やり方を開発しました。

 

催眠状態に入ると
1.手足が重たく感じる
2.身体が暖かくなる

この二つが生まれてきます。

 

この状態を自分の言葉で誘導すると
自然とリラックスして
温かさは幸せ感を生み
無意識の力を
発揮できるようになります。

 

自律訓練法のやり方です。

浅く椅子に腰かけます。
手のひらを下に向けてももの上に
少しうなだれた感じで

 

ぼんやりとした感覚をつくります。
楽な呼吸が出来る姿勢で
目を閉じて静かになります。

 

心の中で、かすかな声で
「気持ちが落ち着いている」と3回

 

次に、
右利きは右手に、左利きは左手に
「右腕があたたかい~」と10回
ただ、言うだけです。

 

暗示をかけたり、
そんな気になる必要もない。
ただ、文章を言ってください。

 

そうしたら
「これからはっきり目覚めます。」
「全ては正常です。」と3回言って

普通の状態に戻ります。

 

短い時間でOK
訓練はこの先もありますが、
これだけで十分な効果があります。

 

のんびり、温かいなどの感覚は
幸せの共通感覚です。
いつでも、どこでも幸せ感を作れます。

の条件もなくても、幸せになれる。

 

無意識の力を出せずにいるのは
自分自身です。
この簡単な方法で、
その阻害要素を外して行けます。

 

この先の訓練に興味がわけば
紹介した本を読んでみてください。