神棚の「雲」の字と出雲大社


神棚や仏壇のある部屋の上に
「雲」と書かれた紙が貼られているの
を見たことがありませんか?

天井の見える位置に「雲」と書いて
貼っておくと、天井の上が吹き抜けて
何もない青空と想像できます。

「雲」の文字を利用して、天のエネルギー
を降ろしてくる大周天になります。


※大周天は気功法の一つで、
人と天地がエネルギーの交流を行うこと。

神棚が1階にあって2階以上に
問題があると困るので
「雲」と書いて浄化をします。

雲といえば、出雲大社。
本殿の天井に雲の絵が描いてあります。

和歌
【八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 
八重垣作る その八重垣を】

八雲は出雲を象徴する言葉です。

幾重もの雲がわきおこる出雲の地に
垣ねのように雲が覆っている
ここで妻と暮らすために、
あの雲のように八重垣を作った

出雲の八重垣神社は男女の
縁結びの神社として有名です。

八百屋や八百万の神などと同じ
沢山の意味を持つ八の数字が
4回も出てきます。

八は数秘術でも特別な数字ですね。
易は八卦、気学で八方位。
天井に描かれた雲の数は
7つしかありません。

 

8つにすると完成された数となり
事象が停止してしますために
あえて7つなのでしょうね。

 

これは天照大神が孫の瓊瓊杵尊らに
下した以下の3つの神勅(三大神勅)
の一つ「天壤無窮の神勅」

 

天地と共に窮(きわ)まりが無く
永遠である。の考えから
来ているためでしょう。