穢れ罪の祓い方


罪に対する考え方は、
キリスト教世界と日本では違います。

キリスト教の原罪の考え方は、
アダムとイブがリンゴを食べて
エデンの園を追放された罪が誰しも
生まれた時から持っています。

一方で日本の神話では、
天界での罪を天津罪(あまつつみ)
地上での罪を国津罪(くにつつみ)

言われ、

 

この罪を祓い清めるために
神社で大祓詞(おおはらいのことば)
が奏上されます。

 

中臣祓(なかとみのはらひ)には、
それぞれの罪について述べられています。
天津罪はスサノオが天界で暴れた罪です。
国津罪は結構えげつないので、
興味のある方はネットで検索してください。

 

穢れや罪は、儀式で祓われ
人型や紙で体を撫でて、穢れを移し
処分することで無くす。
水で祓う、川や手水で祓います。

 

イザナギが黄泉の世界から帰って
川で禊祓ったことから神社の手水舎
身を清めるのですね。

 

日本人にとって、罪穢れは内在して
持ち続けるものではなく、外在して
取り払えるものなのですね。