日本の無宗教
無宗教と無信仰は違います。
日本では、生まれたら神社へ行き
結婚は、教会で、死んだらお寺へ。
特定の信仰と宗教を持っている方は
もちろんいらっしゃいますが、
ほとんどの日本人は無宗教と
言ってもいいでしょう。
キリスト教など、一神教の
強い信仰を持つ世界の方からは、
おかしな日本人に映ります。
では、信仰が無いのかといえば
そうではない。
神様を信じないのではなくて
八百万の神を受け入れる。
コスモポリタンな世界認識を持っている
民族と言っていいでしょう。
不幸が起きた時に、
真剣に信仰していればいるほど
何故だ！と神に向かってしまいます。
一神教の神は罰を与えるからです。
日本人の感覚だと、
神がどうこうと考えるのではなく、
自分の責任と考えます。
神仏は親しみ、憧れる存在です。
世界の宗教対立を見るとき
日本人の感覚が世界の規範となり
意識の進化を促すのではないかと
密かに期待しています。