小周天気功法・背の三関


小周天がうまく回らないのは、
背中のコリや、
脊柱の歪みが原因です。

東洋医学では、背の三関と言って
背中の気の流れが堰き止められる
代表的場所があります。

 

背の三関
1・玉枕(ぎょくちん)
後頭部に手を当てると真ん中付近に
飛び出た骨に触れます。
それが外後頭隆起です。
その両側指二センチのところです。

 

2・夾背(きょうせき)
腕を降ろした肘の位置の背中側
背骨の両脇です。
夾背穴の位置については諸説
ありますが、小周天気功法での
位置です。

 

3・尾閭(びりょ)
尾骨ないし尾骶骨の位置です。

 

小周天が男性周りの場合は、
前から回ってきた気の流れが
尾閭で止まって、下半身に気が
溜まり易く。精力が余り・・・・

 

女性周りの場合は、
前から後ろに回ってきた気が
玉枕で止まって、頭に気が
溜まり易く、

 

のぼせの原因となったり
第六感が鋭くなったりします。

 

この三関を通すやり方です。
1・背中全体をほぐす
身体を前後左右に倒したり、
ねじったりして、ほぐします。

 

2・尾閭をほぐす
お尻歩きです。
足を投げ出して床に座り
お尻を左右に動かして前進
後退を繰り返します。

 

3・夾背
腕をL字に万歳して、身体を左右に
回転させて背骨の歪みをとります。

 

その時窮屈な方があると、
楽な方だけ先に3回くらいやります。
そうすると、歪みがとれます。

 

4・玉枕
片手の握りこぶしを額にあてて
頭を横八の字動かします。
イメージとしては長い棒を持って
2~3m先の壁に
八の字を書くイメージです。

 

これで、背の三関を通して、
小周天気功法の
準備動功ができました。